東京発 〓 新国立劇場がオペラ部門の芸術監督を務める大野和士との契約を延長

2024/03/13
【最終更新日】2024/03/14

東京の新国立劇場(New National Theatre Tokyo)が13日、2026/2027シーズンからのオペラ部門の芸術監督について、現職の大野和士の再任が決定したと発表した。大野は2018年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2030年8月31日まで4年延びる。

大野は東京生まれの64歳。東京芸術大学指揮科で学び、25歳で欧州に渡り、1987年の「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年からクロアチアのザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任した。

その後、ドイツのカールスルーエ・バーデン州立オペラの音楽総監督(1996-2002)、ベルギーの王立モネ劇場の音楽監督(2002-2008)、フランスのリヨン国立オペラ首席指揮者(2008ー2017)、バルセロナ交響楽団の音楽監督(2015ー2022)を歴任。また、2022年からはベルギーのブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めている。

一方、日本国内では、東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者(1992ー2001)を務め、2015年からは東京都交響楽団の音楽監督を務めている。

写真:New National Theatre Tokyo


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 英国の音楽家予約サイトの調査で「音楽を辞めることを考えている」64%

  2. 東京発 〓 新日本フィルが2020/2021シーズンのラインナップを発表

  3. パリ発 〓 パリ国立オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  4. ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表

  5. ベルリン発 〓 ティーレマンの音楽総監督就任コンサートで、バレンボイムに州立歌劇場名誉会員の称号

  6. ウィーン発 〓 アルベナ・ダナイローヴァが2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコンサートマスターに

  7. 東京発 〓 クラシック音楽の専門誌「レコード芸術」が7月号で休刊、70年超の歴史に幕

  8. アーヘン発 〓 アーヘン歌劇場の音楽総監督を務めるクリストファー・ウォードが任期切れの2024/2025シーズンで退任へ

  9. アトランタ発 〓 ナタリー・シュトゥッツマンがアトランタ響の音楽監督に

  10. ハンブルク発 〓 ハンブルク州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  11. シカゴ発 〓 シカゴ響がヤープ・ファン・ズヴェーデンに率いられてヨーロッパ・ツアー

  12. ストラスブール発 〓 ストラスブール・フィルの次期音楽監督にアジス・ショハキモフ

  13. ローマ発 〓 “パイロット”ハーディングが自分が乗務する便で、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管のメンバーをパリへ

  14. 訃報 〓 オトマール・ボルヴィツキー(90)ドイツのチェロ奏者、ベルリン・フィルの元首席奏者

  15. クリーブランド発 〓 クリーブランド管がセクハラ認定、コンサートマスターと首席トロンボーンを解任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。