東京の新国立劇場(New National Theatre Tokyo)が13日、2026/2027シーズンからのオペラ部門の芸術監督について、現職の大野和士の再任が決定したと発表した。大野は2018年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2030年8月31日まで4年延びる。
大野は東京生まれの64歳。東京芸術大学指揮科で学び、25歳で欧州に渡り、1987年の「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年からクロアチアのザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任した。
その後、ドイツのカールスルーエ・バーデン州立オペラの音楽総監督(1996-2002)、ベルギーの王立モネ劇場の音楽監督(2002-2008)、フランスのリヨン国立オペラ首席指揮者(2008ー2017)、バルセロナ交響楽団の音楽監督(2015ー2022)を歴任。また、2022年からはベルギーのブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めている。
一方、日本国内では、東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者(1992ー2001)を務め、2015年からは東京都交響楽団の音楽監督を務めている。
写真:New National Theatre Tokyo
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東京発 〓 新国立劇場がオペラ部門の芸術監督を務める大野和士との契約を延長
2024/03/13
【最終更新日】2024/03/14
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