世界的なヴィオラ奏者のマイケル・トゥリー(Michael Tree)が3月31日に亡くなった。84歳だった。1934年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。父親は高名なヴァイオリニストで、音楽に関する記事や書籍、教材などを数多く出版した教育者でもあったサミュエル・アップルバウム。早くから父親にヴァイオリンの手ほどきを受けてカーティス音楽院に入学。ロシア出身の名ヴァイオリニストであったエフレム・ジンバリスト(1889 – 1985)らに師事した。20歳の時にカーネギーホールでデビュー。全米のオーケストラとの共演を重ねた後、室内楽中心に活躍。グァルネリ弦楽四重草団(1964 – 2009)の創設メンバーとして活動、80を超える録音を残している。後進の指導にも尽力し、母校のカーティス音楽院、ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院、メリーランド大学音楽学院、ラトガース大学の教授を務め、教育音楽祭マールボロ音楽祭の中核メンバーだった。
訃報 〓 世界的ヴィオラ奏者のマイケル・トゥリーが死去

2018/04/02
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