オーストリアのグラフェネック音楽祭(Grafenegg Festival)が芸術監督を務めるピアニストのルドルフ・ブッフビンダー(Rudolf Buchbinder)との契約を延長した。ブッフビンダーは、2007年の音楽祭創設以来その任にあり、今回の契約更改で任期は2026年の音楽祭終了まで延びる。
ブッフビンダーは1946年、当時のチェコスロバキア、ボヘミア地方リトムニェジツェ生まれの76歳。ドイツ系の家庭に育ち、5歳でウィーン国立音楽大学に入学、9歳で最初の公開演奏会を開いた。1966年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで特別賞を獲得している。レパートリーは幅広く、著名なオーケストラとの競演を重ね、録音数は200曲を超える。
音楽祭は現在、かつての乗馬学校のホールを改修中。野外ステージ、オーディトリアム・コンサート・ホールに続き、3つ目の演奏会場となる予定で、新ホールは「ルドルフ・ブッフビンダー・ホール」と命名されることになっている。
写真:Grafenegg
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グラフェネック発 〓 ルドルフ・ブッフビンダーが音楽祭の芸術監督をさらに2年
2023/06/01
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