ドイツのバイロイト音楽祭(Bayreuth Festival)が2021年の夏の詳細を発表した。オクサナ・リーニフが音楽祭史上初めて女性指揮者として登場する他、アンドリス・ネルソンスの復帰が話題に上っている。元々は昨年予定された新制作の《ニーベルングの指環》のお披露目は2022年にずれ込んだ。
開幕を飾るのは、リーニフが指揮する新制作の《さまよえるオランダ人》で、新演出を手掛けるのはドミトリー・チャルニャコフ。エリック・カトラー、ゲオルク・ツェッペンフェルト、アスミック・グリゴリアン、マリーナ・プルデンスカヤが出演、7回上演される。
それ以外にオペラ上演は、フィリップ・ジョルダン指揮の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》とアクセル・コーバー指揮の《タンホイザー》が6回ずつ。
また、2022年スタートの《ニーベルングの指環》を指揮することが決まっているビエタリ・インキネン指揮による《ワルキューレ》がセミ・ステージ形式で3公演。加えて、クリスチャン・ティーレマンが指揮するコンサート形式の《パルジファル》が1公演行われる。
一方、2016年に《パルジファル》の本番直前に降板したネルソンスは2回のコンサートを指揮する。1回目は《パルジファル》、《ローエングリン》、《ワルキューレ》の音楽、2回目は、《ワルキューレ》と《神々の黄昏》の音楽を取り上げる。歌手陣はクリスティーン・ゴーキー、ギュンター・グロイスベック、クラウス・フロリアン・フォークトら。
写真:Bayreuther Festspiele
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バイロイト音楽祭 〓 2021年のスケジュールを発表
2021/02/01
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