指揮者のミルガ・グラジニーテ=ティーラ(Mirga Gražinytė-Tyla)が2021/2022シーズンの終了をもって、バーミンガム市交響楽団(City of Birmingham Symphony Orchestra)の音楽監督を退任することになった。任期満了による退任で、本人が明らかにしたもの。退任後は首席客演指揮者に就任するという。
グラジニーテ=ティーラはリトアニアの首都ヴィリニュス生まれの34歳。女性指揮者として史上初めてドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶなど、若手の注目株。2015年から2017年にザルツブルク州立劇場の音楽監督を務め、バーミンガム市響の音楽監督を、アンドリス・ネルソンスの後任として2016年から務めてきた。
任期切れでの退任の離脱の背景には、英国のEU離脱もあるとみられる。離脱後は、EU各地と英国の行き来にはその都度、入出国手続きが必要となった。グラジニーテ=ティーラはザルツブルク在住で昨年2人目を出産した2児のママ。パートナーとは未婚で、その名前は公開されていない。
写真:BBC / Chris Christodoulou
バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラがバーミンガム市響を退任
2021/01/22
【最終更新日】2021/01/28
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