マドリード王立歌劇場(テアトロ・レアル)が新シーズンを、ヴェルディ《仮面舞踏会》で開幕することを発表した。初日は16日。指揮は首席客演指揮者のニコラ・ルイゾッティ。
上演するのは、ベネチアのフェニーチェ劇場のプロダクション。演出はジャンマリア・アリヴェルタで、物語の舞台を奴隷制や特権を失うことをめぐって対立する米国の北部と南部に移したもの。スペインの新型コロナ対策に則って、合唱団の人数を減らすなどの手直しが行われるという。
アメリア役にアンナ・ピロッツィ、サイオア・エルナンデス、マリア・ピア・ピスチテッリ、ソンドラ・ラドヴァノフスキーの4人が起用され、リカルド役はマイケル・ファビアーノとラモン・バルガス、レナート役にアルトゥール・ルチンスキーとジョルジュ・ペテアン、ウルリカにダニエラ・バルチェローナとシルヴィア・ベルトラーミという豪華な布陣も話題。
スペイン政府の新型コロナ対策に則り、入場は客席数の75%までとなる。開幕公演は、マドリード中心部にあるオリエンテ広場に設けられる特設スクリーンにも生中継される予定。
写真:Teatro La Fenice / Michele Crosera
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マドリード発 〓 テアトロ・レアルの新シーズンはヴェルディ《仮面舞踏会》で開幕
2020/09/11
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