デュッセルドルフ市が作曲家メンデルスゾーン(1809-1847)の銅像の修復が終わったと発表した。銅像は1901年に市民から寄贈で建立されたが、1940年にユダヤ系であることからナチスによって破壊され、2012年になってライン・ドイツ・オペラ前の広場に復元された。傾きが認められたことで昨年5月から修復工事が行われていた。
デュッセルドルフは1833年から1835年にかけ、メンデルスゾーンが市の音楽監督を務めたゆかりの街。その後、彼はライプツィヒに活動の場を移したが、1836年にはデュッセルドルフで行われていた「ニーダーライン音楽祭」で新作のオラトリオ《聖パウロ》を自ら指揮して初演、シューマンから「現代の至宝」と絶賛されている。
写真:Landeshauptstadt Düsseldorf / Michael Gstettenbauer
デュッセルドルフ発 〓 作曲家メンデルスゾーンの銅像の修復工事終了
2021/04/30
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