訃報 〓 セルゲイ・スロニムスキー(88)ロシアの作曲家

2020/02/10
【最終更新日】2023/02/16

ロシアの作曲家でピアニストのセルゲイ・スロニムスキー(Sergei Slonimsky)が9日、サンクト・ペテルブルクの自宅で亡くなった。88歳だった。戦後のロシアを代表する作曲家の一人で、34の交響曲、8つのオペラ、3つのバレエ、室内楽と声楽、映画や演劇のための音楽など、幅広いジャンルの音楽を書いている。

ソ連時代のレニングラード生まれ。作家のミハイル・スロニムスキーを父に持ち、作曲家のニコラス・スロニムスキーは伯父。大戦前から音楽の勉強を始め、大戦中はペルミとモスクワの中央音楽学校で学び、ボリス・アラポフやヴィッサリオン・シェバリーン、オレスト・イェフラホフに作曲を、アンナ・アルトボレフスカヤとサマリ・サフシンスキーにピアノを師事。その後、レニングラード音楽院で学んだ。

1958年に大学院を終えて母校の教員となり、門下からウラディーミル・コベキンらを輩出した。1960年代、1970年代には、ソ連国内で古今のロシア民謡を採集。12音音技法などの新しい音楽語法も積極的に取り組んだ。

また、サンクト・ペテルブルク音楽院の教授を長く務め、1957年からソ連の作曲家連合のメンバー。1987年に人民芸術家、2002年にロシア連邦国家賞など受賞多数。

写真:reMusik.org

関連記事

  1. ボルドー発 〓 ボルドー・アキテーヌ国立管の音楽監督にジョセフ・スヴェンセン

  2. バリャドリッド発 〓 カスティーリャ・イ・レオン響の次期首席指揮者にティエリー・フィッシャー

  3. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ劇場のジェニファー・オローリン、ルシアン・クラスネクにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  4. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが12日まで公演をキャンセル、新型コロナウイルスの感染再拡大で

  5. パンプローナ発 〓 パンプローナに新しい音楽祭が誕生

  6. 訃報 〓 ニコラ・ジョエル(67)フランスの演出家、パリ国立オペラ元総裁

  7. オークランド発 〓 「ASBシアター」が「キリ・テ・カナワ劇場」に改名

  8. ユトレヒト発 〓 ユトレヒト古楽音楽祭が開催中止を発表、9月開催で初

  9. ロンドン発 〓 クラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞「グラモフォン・アワード」を発表

  10. ハンブルク発 〓 指揮者のケント・ナガノがドイツの「共和国功労勲章大功労十字章」を受章

  11. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表、トビアス・クラッツァー演出の新しい《ニーベルングの指環》始動

  12. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノ・コンクールが「ブラインド審査」導入へ

  13. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラ・ハウスが夏のボリショイ劇場バレエ団ロンドン公演をキャンセル

  14. ブリュッセル発 〓 ブリュッセル・フィルの首席客演指揮者にイラン・ヴォルコフ

  15. ブタペスト発 〓 第3回「バルトーク国際コンクール」で、日本のクァルテット・インテグラが優勝

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。