パリのシャンゼリゼ劇場が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表した。オペラ、オーケストラ・コンサート、リサイタルと、いつもながらに豪華なラインナップ。オペラの舞台上演は5作品。加えて、コンサート形式によるオペラ上演が多数ある。モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》、ヘンデル《ジュリアス・シーザー》、ヴェルディ《エルナーニ》、ラモー《プラテー》、リュリ《イシス》、ヘンデル《オルランド》、ベートーヴェン《フィデリオ》、リヒャルト・シュトラウス《影のない女》、ロッシーニ《アルジェのイタリア女》、メンデルスゾーンの《エリヤ》などが上演される。中でも《エリヤ》は鈴木雅明の指揮。鈴木はバッハのヨハネ受難曲も指揮する。
一方、公演を行うオーケストラも多彩。サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(指揮:ユーリ・テミルカーノフ)、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:ラハフ・シャニ、ヤニック・ネゼ=セガン)、フランス国立管弦楽団(指揮:ジェームズ・ガフィガン)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:アンドリス・ネルソンス)、フィルハーモニア管弦楽団(指揮:エサ=ペッカ・サロネン)、バスク国立交響楽団(指揮:ロバート・トレビーノ)が来演する。
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》
9月19日
演出:デボラ・コーエン
指揮:ダグラス・ボイド
CAST:ジョナサン・マクガヴァン / デイヴィッド・アイルランド / Camila Titinger / スカイ・イングラム / トライスタン・リル・グリフィス / ミレイユ・アスラン / ポール・ウィラン / トーマス・フォークナー
ウェーバー《魔弾の射手》
10月19日 – 23日
演出:クレマン・ドゥバイヨル / ラファエル・ナヴァロ
指揮:ローレンス・エキルベイ
出演:スタニスラス・ド・バルベイラク / ヨハンニィ・ヴァン・オーストラム / キアラ・スケラート / ウラジーミル・バイコフ
モーツァルト《フィガロの結婚》
11月26日 – 12月7日
演出:ジェームズ・グレイ
指揮:ジェレミー・ローレル
出演:サビーヌ・ドゥヴィエル / ロバート・グリアドウ / ステファン・ドゥグー / ヴァンニーナ・サントーニ / エレオノール・パンクラツィ
ドニゼッティ《ロベルト・デヴリュー》
2020年3月20日 – 30日
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
指揮:ロベルト・アバド
出演;マリア・アグレスタ / アルトゥール・ルチンスキ / カリーヌ・デエ / フランチェスコ・デムーロ
モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》
2020年6月11日 – 20日
演出:シュテファン・ラングリッジ
指揮:クリストフ・ルセ
CAST:アンヌ=カトリーヌ・ジレ / マリー=ニコル・ルミュー / アリス・ クート / シャンタル・サントン=ジェフリー / デルフィーヌ・ガルー / Jean Teitgen Sénèque
写真:Théâtre des Champs-Elysées
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