カナダ東部オンタリオ州を中心とした大規模山林火災が拡大する中、北米の野外公演にも影響が広がっている。シカゴ近郊で開幕したラヴィニア音楽祭が16日の公演を中止した他、クリーブランド管弦楽団が18日のコンサートを屋内での公演に切り替えた。大規模山林火災の収束の目途は立っておらず、さらに影響が広がりそうだ。
山火事は熱波と乾燥によって発生。カナダ山火事情報システムによると17日時点で、オンタリオ州で190カ所以上、カナダ全体では約890カ所で火事が起きており、300万ヘクタール近い土地が焼失しているという。その煙が米国のミネソタやミシガンからペンシルヴェニア、オハイオ、ニューヨークなどの州に流れ込んでいる。
この状況に米国のトランプ大統領は17日、SNSに「アメリカは不必要に、汚く、汚染され、不健康な空気に侵されている」と投稿。また、カナダのマーク・カーニー首相に説明を求めることを明らかにした上で「カナダが森林や低木を適切に管理していない」と非難、「カナダの意図的な怠慢に対して関税を追加する」と書き込んで物議を醸している。
ラヴィニア音楽祭が中止したのは、ジェームズ・コンロンの指揮で演奏会形式で予定されていたモーツァルト《後宮からの逃走》の公演。また、クリーブランド管は、セミヨン・ビシュコフ指揮でヴァイオリンの五明佳廉をソリストに迎えたコンサートを、ブロッサム・ミュージック・センターから本拠地のセヴェランス・ミュージック・センターに会場を移して開催している。
写真:BC Emergency Health Services
シカゴ発 〓 カナダの大規模山林火災、北米の野外公演を直撃
2026/07/19


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