ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭が2025年の公演ラインナップを発表した。2025年は6月6日から9日まで4日間の開催で、「ヴェネツィア」がテーマ。芸術監督を務めるチェチーリア・バルトリは「ヴェネツィアで書かれた作品、ヴェネツィアのために創作された作品、ヴェネツィアにインスパイアされた作品が演奏される」と述べている。
開幕を飾るのは、ヴィヴァルディのオペラ《ホテル・メタモルフォーゼ》。演出をバリー・コスキーが手掛け、バルトリ、ヴァルドゥイ・アブラハミヤン、レア・デサンドレ、フィリップ・ジャルスキーが出演する。ピットに入るのは、ジャンルカ・カプアーノ指揮のモナコ公の音楽家たち。
2日目はマチネー・コンサートでモンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》が演奏される他、夜はジョン・ノイマイヤー振り付けのバレエ《ヴェニスに死す》が上演される。3日目は午後に《ホテル・メタモルフォーゼ》、夜にヴェネチアのフェニーチェ劇場で初演されたヴェルディのヴェルディ《椿姫》。指揮はマッシモ・ザネッティで、ナディーン・シエラ、ピョートル・ベチャワ、ルカ・サルシが出演する。
最終日は午前、夏のザルツブルク音楽祭の総監督を務めるマルクス・ヒンターホイザーのピアノ伴奏で、バリトンのマティアス・ゲルネぼリサイタルがと共演するミュージック・マチネー。午後はロッシーニに捧げるガラ・コンサートで、バルトリ、メリッサ・プティ、ジョン・オズボーン、イルデブランド・ダルカンジェロが出演する。
写真:Deutsche Grammophon / Uli Weber
音楽祭プロフィールはこちら ▷
ザルツブルク発 〓 聖霊降臨祭音楽祭が2025年の公演ラインナップを発表、テーマは「ヴェネツィア」
2024/11/16
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。