ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)が2025年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表した。2025年はヨハン・シュトラウス生誕200年という節目の年で、指揮者は1993年、1997年、2000年、2004年、2018年、2021年に続いて、リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)が現役指揮者で最多の7度目の登場となる。
プログラムは以下の通りで、新機軸は女性の作曲家の作品を初めて取り上げることで、オーストリアのコンスタンツェ・ガイガー(1835-1890)の《フェルディナンド・ワルツ》を演奏する。ガイガーはピアニスト、女優、ソプラノ歌手としても活躍した才人で、公の場で演奏したのは6歳、作曲を手掛けた作品が披露されたのは9歳の時とされる。
「ニューイヤー・コンサート」は毎年元旦、ウィーン・フィルが本拠地の楽友協会大ホールで行っている恒例行事。シュトラウス一家のワルツやポルカを演奏する“音楽の都からの音楽の年賀状”。2025年は全14曲のうち、ガイガーの作品以外に、ヘルメスベルガーの喜歌劇《すみれ娘》序曲が初登場となる。
ヨハン・シュトラウス1世:自由行進曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》
ヨハン・シュトラウス2世:取りこわしポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:入江のワルツ
エドゥワルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル《軽やかに、匂やかに》
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ヨハン・シュトラウス2世:歌劇《ジプシー男爵》序曲
ヨハン・シュトラウス2世:加速度円舞曲
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:喜歌劇《すみれ娘》序曲
コンスタンツェ・ガイガー:フェルディナンド・ワルツ(ヴォルフガング・デルナー編)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル《あれか、これか!》
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《トランスアクツィオン》
ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《酒、女、歌》
写真:Wiener Philharmoniker
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ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2025年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表
2024/10/20
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