米国のカンザスシティ交響楽団(Kansas City Symphony Orchestra)が次期首席指揮者にドイツ人の作曲家で指揮者のマティアス・ピンチャー(Matthias Pintscher)を迎えると発表した。2005年からその任にあるミヒャエル・スターンの後任で、任期は2024/2025シーズンから5シーズン。
ピンチャーはドイツ・マール生まれの52歳。1970年代生まれの作曲家を代表する存在で、デトモルト音楽大学で学び、ギーゼルヘル・クレーベとマンフレート・トロヤーンらに師事、その後、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェとの出会いによって才能を開花させた。
ヴォルフガング・リーム、ヘルムート・フリードリヒ・ラッヘンマンといった作曲家の影響も受けながら旺盛な作曲活動、指揮活動を展開しており、2013年から昨シーズンまでピエール・ブーレーズが創設したフランスのアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めていた。
写真:Hollywood Bowl / Kent Nishimura
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カンザスシティ発 〓 カンザスシティ響の首席指揮者にマティアス・ピンチャー
2023/05/10
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