米国のボルチモア交響楽団(Baltimore Symphony Orchestra)が21日、次期音楽監督にジョナソン・ヘイワード(Jonathon Heyward)を迎えると発表した。長く音楽監督を務めたマリン・オールソップ(2007ー2021)の後任で、アメリカのトップ10のオーケストラで、アフリカ系アメリカ人の音楽監督誕生は初。任期は2023/2024シーズンから5年間。
ヘイワードはサウスカロライナ州チャールストン生まれの29歳。ボストン音楽院、ロンドンの王立音楽院で学んで指揮者デビュー。2015年のフランス・ブザンソン国際青年指揮者コンクールで優勝している。
マンチェスターのハレ管弦楽団のアシスタント指揮者を経て、2021年からドイツのヘルフォルトを拠点とする北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。ボルチモア交響楽団へのデビューはこの3月のことで、4月にはウクライナのためのチャリティー・コンサートも指揮している。
ボルチモア交響楽団は先日、昨シーズン2021/2022シーズンの集客低迷を受け、2022/2023シーズンのスケジュールの見直しを発表、10回のコンサートをキャンセルすることを発表したばかり。昨シーズンは本拠地とするマイヤーホフ・シンフォニーホールの入場者数は定員の40%程度という。
写真:Nordwestdeutsche Philharmonie / westfalen-blatt.de
もっと詳しく ▷
ボルチモア発 〓 ボルチモア響の次期音楽監督にジョナソン・ヘイワード
2022/07/22
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。