フランス・トゥールーズのジャン=リュック・ムーデンク市長が3日、この18日にトゥールーズ・ キャピトル国立管弦楽団(Orchestre National du Capitole de Toulouse)を指揮するトゥガン・ソヒエフ(Tugan Sokhiev)に対し、ロシアのウクライナ侵略についてコメントを発表するよう要請していることを明らかにした。
ソヒエフは1977年、北オセチアのウラジカフカス生まれの44歳。ゲルギエフ記念ウラジカフカス芸術学校を卒業後、サンクト・ペテルブルク音楽院に学び、イリヤ・ムーシン、ユーリ・テミルカーノフに師事。2005年からキャピトル国立管弦楽団の首席客演指揮者に就任、2008年から昨シーズン2020/2021シーズンまで音楽監督を務めていた。
その一方、2014年からはモスクワのボリショイ劇場の音楽監督を務めるなど、プーチン政権に近いとみられており、現地での報道によると、ソヒエフはコメントを出すことは了解しているが、トゥールーズとウクライナの首都キエフは1975年から姉妹都市関係にあり、市長はそれに満足せず、政権との距離をもっと明確にするよう求めているという。
写真:Orchestre National du Capitole de Toulouse
トゥールーズ発 〓 トゥールーズ市長、トゥガン・ソヒエフにロシアのウクライナ侵略についてのコメント発表を要請
2022/03/04
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