アン・デア・ウィーン劇場が18日、新制作のベートーヴェン《フィデリオ》を上演前にストリーミング配信すると発表した。
新制作の《フィデリオ》は元々、3月16日に初日を迎えるはずだったプロダクション。新型コロナウイルスの感染拡大で公演が中止されていた。
上演より前にステージ映像がストリーミング配信されるのは極めて珍しい。
配信されるのは、最終リハーサルの映像。オーストリア以外では現地時間20日の午後7時から「medici.tv.」で配信される。
今回のプロダクションは、新演出を米国アカデミー賞助演男優賞を2度受賞しているオーストリアの俳優クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)が手掛けている。
ヴァルツは2013年と2016年にベルギー・アントワープのフランドル・オペラ(Vlaamse Opera)で、リヒャルト・シュトラウス《薔薇の騎士》、ヴェルディ《ファルスタッフ》の演出を手掛けており、これが第3作。
公演はマンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)がウィーン交響楽団を指揮。合唱はアルノルト・シェーンベルク合唱団。配役は以下の通り。
レオノーレ (=フィデリオ):ニコール・シュヴァリエ
フロレスタン:エリック・カトラー
ドン・ピツァロ:ガボール・ブレッツ
ロッコ:クリストフ・フィシェッサー
マルツェリーネ:メリッサ・プティ
ヤキーノ:ベンジャミン・ヒューレット
ドン・フェルナンド:カロリー・セメレディ
写真:Theater an der Wien / Monika Rittershaus
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ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が新制作のベートーヴェン《フィデリオ》を上演前にストリーミング配信
2020/03/19
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