トゥールーズ発 〓 キャピトル管弦楽団が音楽監督のタルモ・ペルトコスキの休職を発表、病気療養のため数週間

2025/10/18

音楽監督のタルモ・ペルトコスキ(Tarmo Peltokoski)が病気療養のため数週間休職すると、フランスのトゥールーズ国立キャピトル管弦楽団(Orchestre National du Capitole de Toulouse)が発表した。

ペルトコスキはフィンランド・ヘルシンキ生まれの25歳。フィリピンとフィンランドのハーフで、14歳の時からシベリウス音楽院でヨルマ・パヌラに師事。同時にサカリ・オラモ、ハンヌ・リントゥ、ユッカ=ペッカ・サラステの下で研鑽を積んだ。

2020年にフィンランド放送交響楽団を指揮して指揮者デビュー、キャピトル管の他、ラトビア国立交響楽団の音楽監督(2022ー)、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席客員指揮者(2023-)も務めている。

また、2023年には老舗レーベル「ドイツ・グラモフォン」と契約。2026年からは香港フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にも就任することも決まっており、躍進著しいフィンランドの若手指揮者の中でも注目を集める一人。

写真:Latvian National Symphony Orchestra


関連記事

  1. バーデン=バーデン発 〓 ベルリン・フィルがバーデン=バーデン・イースター音楽祭との契約を延長

  2. オスロ発 〓 音楽監督のクラウス・マケラがチェロ奏者としてオーケストラと共演

  3. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラが5月17日に《皇帝ティートの慈悲》の公演で再開場、公演のストリーミング配信も

  4. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》、《コジ・ファン・トゥッテ》をストリーミング配信

  5. ハンブルク発 〓 州立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、開幕は新制作の《ボリス・ゴドノフ》

  6. プラハ発 〓 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターに26歳の女性

  7. ブカレスト発 〓 指揮者のクリスティアン・マチェラルが母国のエネスク国際音楽祭の芸術監督に

  8. トロント発 〓 グスターボ・ヒメノが音楽監督を務めるトロント響との契約を延長

  9. ロサンゼルス発 〓 女性指揮者描いた映画『TAR/ター』が作品賞を含めアカデミー賞6部門にノミネート

  10. 訃報 〓 ミシェル・トランポン(92)ベルギーのバリトン歌手

  11. ベルリン発 〓 ベルリン州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  12. パリ発 〓 指揮者のドゥダメルにフランス政府の「芸術文化勲章」オフィシエ章

  13. ロサンゼルス発 〓 ハンス・ジマーが2度目の「アカデミー賞」作曲賞受賞、映画「DUNE デューン 砂の惑星」の音楽で

  14. モスクワ発 〓 2021年の「オペラリア」はボリショイ劇場で開催

  15. バンベルグ発 〓 ヤクブ・フルシャがバンベルグ響との契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。