首都バンコクを本拠地とするタイ・フィルハーモニー管弦楽団(Thailand Philharmonic Orchestra)が音楽監督に米国の指揮者カール・セントクレア(Carl St.Clair)を迎えると発表した。オーケストラは2004年、タイ王国政府とマヒドン大学によって創設され、大学の音楽芸術学部が運営を担い、経費を政府と大学が折半している。
セントクレアはテキサス州ホッホハイム生まれの74歳。テキサス大学、ミシガン大学で学び、タングルウッド音楽祭でレナード・バーンスタインに指揮を師事。ミシガンのアナーバー交響楽団の音楽監督(1985ー1992)などを経て、1990年からこの夏まで、カリフォルニアのパシフィック交響楽団の音楽監督を務めた。
一方、ドイツでも、ヴッパータール市立劇場、ワイマール国民劇場、2008年から2010年にかけてはベルリン・コミッシェ・オーパーで、いずれも音楽総監督を務めている。また、コスタリカ国立交響楽団の首席指揮者も務めてきた(2013ー2023)。
写真:Thailand Philharmonic Orchestra
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バンコク発 〓 タイ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にカール・セントクレア
2025/10/01
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