スペインのエル=ベンドレルで開催されたパブロ・カザルス国際賞(Pablo Casals International Award)で、北村陽(Yo Kitamura)がドイツのアルネ・ジェスパー・ツェラー(Arne Jesper Zeller )が第1位を分け合った。賞は20世紀を代表するチェリスト、パブロ・カザルスとその妻のが設立した「パブロ・カザルス財団」によって1984年に創設され、現在は2年に1度、国際コンクールを開催している。
北村は兵庫県生まれの20歳。昨年の第29回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」、第92回「日本音楽コンクール」チェロ部門で第1位を獲得。今年9月に開催された「ジョルジェ・エネスク国際コンクール」チェロ部門」でも第一を獲得しています。桐朋学園大学で堤剛に師事、現在はベルリン芸術大学で研鑽を積んでいる。
審査に当たったのはオフェリー・ガイヤール、石坂団十郎、マリー=エリザベス・ヘッカー、アルナウ・トマスというメンバーで、本選で北村は、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番からプレリュード、サラバンド、ジーグを、また、チャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」を演奏している。
写真:Pablo Casals International Award / paucasals fund
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エル=ベンドレル発 〓 パブロ・カザルス国際賞で、北村陽がドイツのアルネ・ジェスパー・ツェラーと第1位分け合う
2024/11/25
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