サラソタ発 〓 空席だったサラソタ響の音楽監督にジャンカルロ・ゲレーロ

2024/08/23
【最終更新日】2024/10/03

米国のサラソタ交響楽団(Sarasota Orchestra)が音楽監督にジャンカルロ・ゲレーロ(Giancarlo Guerrero)を迎えると発表した。任期は2025/2026シーズンから。音楽監督のポストは2022年にブラムウェル・トーヴェイが在任中に亡くなって以来、空席になっていた。

ゲレーロはニカラグア・マナグア生まれの56歳。国籍はコスタリカで、ベイラー大学とノースウェスタン大学で学び、2001年にユージン交響楽団の音楽監督に就任、最初のポストを得た。音楽監督を務めるナッシュビル交響楽団などと過去6度、米国のグラミー賞を得ている。

ナッシュビル響の音楽監督に就任したのは2009年で、2024/2025シーズンで退任することになっている。そのかたわら、2017/2018シーズンから2022/2023シーズンにかけて、ポーランドのNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督も務めていた。

写真:Bogusław Beszłej

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