ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera)のピーター・ゲルブ総裁がウクライナの人々と連帯するというビデオ声明をSNS上で発表し、プーチン大統領を支援する芸術家、プーチン大統領の支援を受ける芸術家や組織との関係を断ち切ることを明らかにした。
ゲルブ総裁は「(これらの関係は)侵略と殺害が停止され、秩序が回復され、適切な返還が行われるまで(再確立されないだろう)」と述べたが、特定のアーティストの名前を挙げておらず、4月30日にプッチーニ《トゥーランドット》に出演する予定のアンナ・ネトレプコの出演については言及を避けた。ネトレプコは自身のSNS上の投稿で「この戦争に反対している」と発言しているが、2014年のプーチン大統領によるクリミア半島進攻を支持していた。
一方、有力紙「ニューヨーク・タイムズ」紙に対し、来シーズン上演する予定のワーグナー《ローエングリン》について、ボリショイ劇場との共同制作を見直すことになると示唆した。ゲルブ総裁は先週、ニューヨークに先立つモスクワでの上演を視察していた。
写真:Metropolitan Opera
ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場のゲルブ総裁がプーチン大統領を支援する芸術家、大統領の支援を受ける芸術家や組織との関係を断ち切ると発言
2022/03/01
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。