北京発 〓 中国の“ウイルス征圧”投稿が物議

2020/04/01

新型コロナウイルスの感染拡大で世界各国で混乱が続く中、中国の“ウイルス征圧”をアピールする映像がYouTubeに投稿されて物議を醸している。

投稿されたのは、中国国営の中国国家大剧院のオーケストラ、合唱団が演奏している映像。映像の中では、王黎光(中国音楽学院院長)作曲、王寧(中国国家大劇院院長)作词の「What Angels Say」という作品が演奏されている。

YouTubeへの投稿は個人名で投稿され、歌詞は医療従事者へ感謝を綴っているが、英語のタイトルに加えて、英語の字幕も入っており、“中国の勝利”を国際的に広く喧伝するための動きの一つとみられる。

今回の新型コロナウイルスは中国発でありながら、中国が情報の隠蔽を行い、中国の影響下にある世界保健機構(WHO)が忖度したことで国際的な対策が遅れ、世界規模での感染を招いた。

世界中がウイルスと必死に闘っている中、加害者の自覚を忘れた映像を流布する中国の動きは、他国の苦境への思いやりを欠き、多くの人たちの神経を逆なでしそうだ。

写真:You Tube / National Centre for the Performing Arts




関連記事

  1. 札幌発 〓 PMF札幌2020が開催を断念

  2. ロンドン発 〓 BBC響が首席客演指揮者のダリア・スタセヴスカとの契約を延長

  3. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が新シーズンの開幕に先立ち、「9.11同時多発テロ」犠牲者追悼コンサート

  4. 訃報 〓 レナーテ・ホルム(90)オーストリアのソプラノ歌手

  5. デュッセルドルフ発 〓 ライン・ドイツ・オペラの次期音楽総監督にヴィターリ・アレクセーノク、アクセル・コーバーの後任

  6. ソウル発 〓 韓国響の次期芸術監督にベルギーの指揮者デイヴィッド・レイランド

  7. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウも5月に予定していた「マーラー・フェスティバル」の中止を発表、コロナ禍で2年連続の中止

  8. 東京発 〓 東京交響楽団が先陣切って公演再開へ

  9. ナンシー発 〓 ロレーヌ国立オペラが音楽監督のマルタ・ガルドリンスカとの契約を延長

  10. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が新しいストリーミング

  11. ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表

  12. 訃報 〓 ディミトリー・ホフストフスキー(55)ロシア出身のバリトン歌手

  13. ベネチア発 〓 フェニーチェ劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ歌劇場が3日からオペラ3作品をストリーミング配信

  15. パレルモ発 〓 マッシモ劇場が新制作の《エルナーニ》をライブ・ストリーミング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。