現代音楽に特化した新たなアンサンブルが東京に誕生する。開場40年を迎えたサントリーホールが創設したもので、「創立指揮者」に沼尻竜典を迎える。8月22日、「サントリーホール サマーフェスティバル 2026」に出演してデビューを飾る。
誕生するアンサンブルは、名付けて「アンサンブル ゴーフォーイット」。サントリーの創業者・鳥井信治郞が残した言葉「やってみなはれ」を英訳したものという。39歳以下の若手演奏家で構成、東京都交響楽団のコンサートマスターの水谷晃をリーダーに迎えた。
創立指揮者としてアンサンブルの創設に尽力した沼尻は「これまで現代作品の演奏は、積極的に取り組みたい音楽家個人に頼ってきた側面がある。それらの点が集まる場所、一つの器となる演奏家集団が必要だとずっと考えてきた」と想いを語っている。
若手の演奏家を集めたのも、「取り組みに粘り強く挑戦していくという想いを共有したいから」と沼尻。今後は年に数回の公演を行っていく予定で、「新しい音楽を日常に取り込んでもらいたい」。22日のプログラムは以下の通り。
●八村義夫:『彼岸花の幻想』作品6(1969)
ピアノ:石井楓子
●シェーンベルク:15の独奏楽器のための室内交響曲第1番 作品9(1906)
●リゲティ:チェロ協奏曲(1966)
チェロ:上村文乃
●ジョリヴェ:トランペット協奏曲第2番(1954)
トランペット:児玉隼人
ピアノ:石井楓子
●藤倉大:室内アンサンブルとエレクトロニクスのための『リチュアル(儀式)』~ピエール・ブーレーズの追憶に (2024)[室内アンサンブル版 日本初演]
エレクトロニクス:有馬純寿[特別客演]
写真:Kanagawa Philharmonic Orchestra
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