訃報 〓 ステファン・ピカール(66)ドイツのヴァイオリニスト

2026/07/21

ドイツのヴァイオリニスト、ステファン・ピカール(Stephan Picard)が亡くなった。66歳だった。死因は公表されてない。ソリストとして、また、「ミケランジェロ弦楽四重奏団」のメンバーとして活躍する一方、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学のヴァイオリン科の教授として多くの演奏家を送り出したことで知られる。

スペイン・バルセロナの生まれ。ドイツ=フランス系の家系で、ドイツへ戻った後、10歳でヴァイオリンを習い始め、エッセンのフォルクヴァング芸術大学に入学してサシュコ・ガヴリロフに師事。その後、ハノーファー音楽大学、マンハイム音楽大学で研鑽を積んだ。

1984年、バルセロナのマリア・カナルス国際ヴァイオリン・コンクール、ドイツ全国音楽コンクールで優勝。以来、国際的に幅広い演奏活動を展開、主要なオーケストラとの共演を重ねた。また、ヴィオラ奏者の今井信子が中心となって2003年に結成された「ミケランジェロ弦楽四重奏団」の創設メンバーで、「メンデルスゾーン・トリオ・ベルリン」にも参加している。

1991年にミュンスター音楽大学の教授に就任。その後、マインツ音楽大学の教授を経て、1995年からはハンス・アイスラー音楽大学の教授として後進の指導に当たり、名伯楽の一人として名声を確立。そのかたわら、国際的なコンクールの審査員を務め、世界各地でマスタークラスを開催していた。

写真:Stephan Picard


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