英国のソプラノ歌手、フェリシティ・ロット(Felicity Lott)が末期がんであることを公表した。約1年前、ホスピスへの資金援助を目的とした舞台衣装のチャリティセールを企画していた際に診断を受けてがんが判明したという。
ロットはチェルトナム生まれの79歳。1975年にイングリッシュ・ナショナル・オペラにパミーナ役でデビュー、翌1976年にはロイヤル・オペラでヘンツェのオペラ《われわれは川に来た》の初演に参加。その年、グライドボーン音楽祭との長きにわたる契約をスタートさせた。
当たり役はリヒャルト・シュトラウスの《薔薇の騎士》の元帥夫人、《カプリッチョ》のマドレーヌ伯爵夫人、モーツァルトの《フィガロの結婚》の伯爵夫人、《コジ・ファン・トゥッテ》のフィオルディリージ、《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・エルヴィラ、プーランク《カルメル派修道女の対話》のブランシュなど。
目下、ステロイド治療を受けており、「以前よりもずっと元気」とのこと。来年10月にはチャリティセールを予定通り開催する意向で、ジバンシィとブルース・オールドフィールドのドレス・コレクションを披露するという。
写真:Glyndebourne Festival Opera
ロンドン発 〓 イギリスのソプラノ歌手フェリシティ・ロットが末期がんを公表
2026/05/12
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