東京発 〓 都響が2026年4月からの新体制を発表。大野和士が音楽監督を退任、首席指揮者にフィンランドのペッカ・クーシスト

2025/10/03

東京都交響楽団(都響=Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra)が2026年4月からの新体制について発表した。2015年から音楽監督を務めてきた大野和士が2026年3月をもって退任する。大野は2026年4月から2年間は芸術顧問として都響の指揮者陣を代表し、2028年4月から桂冠指揮者に就任するという。

一方、新たに首席指揮者のポストが設けられ、指揮者、ヴァイオリニストとして活躍するフィンランドのペッカ・クーシスト(Pekka Kuusisto)を迎えることも発表された。任期は2028年4月から3シーズン。それに先立つ2026年4月から2年間、都響の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めるという。

また、首席客演指揮者は2026年4月から、ダニエーレ・ルスティオーニに交代する。任期は3年。2018年からその任にあったアラン・ギルバートは2026年4月から、任期のない特別客演指揮者兼ミュージック・パートナーに就任する。終身名誉指揮者の小泉和裕(2014年4月就任)、桂冠指揮者のエリアフ・インバル(2014年4月就任)は今後もその任を継続するという。

写真:Göteborgs Symfoniker


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がゲルブ総裁との契約を延長

  2. パリ発 〓 パリ国立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ドルトムント発 〓 市の音楽総監督に指揮者のジョーダン・デ・スーザ

  4. 訃報 〓 クリスタ・ルートヴィヒ(93)ドイツのメゾ・ソプラノ歌手

  5. プラハ発 〓 プラハ放送響の次期首席指揮者にペトル・ポペルカ

  6. バレンシア発 〓 バレンシア管弦楽団の次期首席指揮者にアレクサンダー・ リーブライヒ

  7. アーヘン発 〓 アーヘン歌劇場の音楽総監督を務めるクリストファー・ウォードが任期切れの2024/2025シーズンで退任へ

  8. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で佐藤晴真が優勝

  9. グラナダ発 〓 クリスティアン・ツァハリアスがグラナダ市立管弦楽団の首席客演指揮者に

  10. 訃報 〓 ナイジェル・ロジャース(86)英国のテノール歌手

  11. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が無料のストリーミング配信を開始、その名も“ストリーミング・フェスティバル”

  12. ブダペスト発 〓 ハンガリー放送響の次期首席指揮者にリッカルド・フリッツァ

  13. ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ

  14. トリノ発 〓 王立歌劇場がストリーミング配信、毎日違った作品をアップ

  15. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が新しい公演スケジュールを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。