シカゴ発 〓 「ショルティ指揮者アワード2018」にロデリック・コックスに

2018/05/24
【最終更新日】2024/04/25

米国のショルティ財団が5月23日、2018年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者アワード」をロデリック・コックス(Roderick Cox)に贈ると発表した。コックスは現在、ミネソタ管弦楽団のアシスタント指揮者。

財団は世界的な指揮者サー・ゲオルク・ショルティ(1912 – 1997)の顕彰を目的に2000年に設立された団体。2004年から才能のある若手アメリカ人指導者を支援するためのプログラムをスタートさせ、2007年からは「アワード」を創設した。

ショルティはハンガリー出身で後に英国籍に亡命、アメリカでは長くシカゴ交響楽団の音楽監督を務めた。「アワード」は隔年でスタートしたが、13年から毎年受賞者を選んでいる。受賞者には賞金30,000ドルの他、シカゴ交響楽団とシカゴ・リリック・オペラなどで指揮する機会が与えられる。

過去の受賞者は以下の通り。アンソニー・バレス(2007)、エリック・ニールセン(2009)、ケース・スカリオーネ(2011)、ジェイムズ・フェデック(2013)、クリスティアン・マチェラル(2014)、ウラディーミル・クレノヴィチ(2015)、カリーナ・カネラキス(2016)、クリストファー・アレン(2017)。

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