イタリア・シチリア島の中心都市パレルモにあるマッシモ劇場(Teatro Massimo)が首席指揮者にベネズエラ出身のディエゴ・マテウス(Diego Matheuz)を迎えると発表した。首席指揮者のポストは2023年にオメル・メイア・ヴェルバー(Omer Meir Wellber)が退任してから空席になっていた。
マテウスはベネズエラ北西部バルキシメト生まれの42歳。ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び、シモン・ボリバル交響楽団のコンサートマスターを務めた後、指揮者に転身。2008年にシモン・ボリバル青年オーケストラを率いて、プエルトリコのカザルス音楽祭に出演、指揮者として国際的なキャリアをスタートさせた。
翌2009年、クラウディオ・アバドに招かれてイタリア・ボローニャのモーツァルト管弦楽団の首席客演指揮者に就任。2010年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場でヴェルディ《リゴレット》を指揮してオペラ・デビューすると、翌2011年に首席指揮者に就任した(ー2014)。
また、2013年にはシモン・ボリバル交響楽団の首席指揮者、メルボルン交響楽団の首席客演指揮者(ー2016)に就任。その後、世界各地のオーケストラ、歌劇場に客演を重ね、2022年には小澤征爾音楽塾の初の首席指揮者に就任した。
マッシモ劇場では、2027年元旦のニューイヤー・コンサートの指揮台が首席指揮者就任のお披露目の場になるという。
写真:Cortesía
パレルモ発 〓 マッシモ劇場の首席指揮者にベネズエラ出身のディエゴ・マテウス
2026/11/04
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