ギュータースロー発 〓 若手歌手のための国際コンクール「新しい声」が終了

2026/10/13

ドイツ・ギュータースローで行われていた若手歌手のための国際コンクール「NEUE STIMMEN=新しい声」が10月8日に本選を行い、女声はアルメニアのソプラノ歌手アルピ・シナニャン(Arpi Sinanyan)、男声は中国のバス歌手ジアジョウ・ワン(Jiazhou Wang=王嘉舟)が優勝した。22歳のワンはコンクール史上最年少の優勝者。それぞれ1万5000ユーロが授与される。

コンクールは、ドイツのベルテルスマン財団が1987年に創設、隔年で開催しているもの。財団の母体であるベルテルスマン・グループはギュータースローを本拠地に、世界規模でメディア事業を展開している。今年は69カ国から1,126名の応募があり、41名の歌手がギュータースローでの本選に進出。8人で行われた本選では、ヴィタリ・アレクセノク指揮のデュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演した。審査委員長はパリ国立オペラのアレクサンダー・ニーフ総裁が務めている。

コンクールは初回でナタリー・シュトゥッツマンが優勝。以後、ヴェッセリーナ・カサロヴァ、フランコ・ファジョーリ、マリーナ・レベカ、レネ・パーペ、ミヒャエル・ヴォッレ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、ナディーン・シエラ、エルザ・ドライジグ、クリスティアーネ・カルクといった歌手たちを輩出してきた。

シナニャンはエレバンのコミタス国立音楽院を卒業、現在はアルメニア国立オペラ・バレエ劇場の「ヤング・オペラ・プログラム」でソリストを務めている。一方のワンは上海音楽学院で学び、現在はイタリア在住。2025年の「ヴィオッティ国際音楽コンクール」で優勝、2026/2027シーズンからはフィレンツェ五月音楽祭の若手アーティスト育成プログラムに参加するという。

写真:NEUE STIMMEN


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