東京発 〓 サントリーホールが現代音楽に特化した新たなアンサンブル創設、「創立指揮者」に沼尻竜典

2026/08/13

現代音楽に特化した新たなアンサンブルが東京に誕生する。開場40年を迎えたサントリーホールが創設したもので、「創立指揮者」に沼尻竜典を迎える。8月22日、「サントリーホール サマーフェスティバル 2026」に出演してデビューを飾る。

誕生するアンサンブルは、名付けて「アンサンブル ゴーフォーイット」。サントリーの創業者・鳥井信治郞が残した言葉「やってみなはれ」を英訳したものという。39歳以下の若手演奏家で構成、東京都交響楽団のコンサートマスターの水谷晃をリーダーに迎えた。

創立指揮者としてアンサンブルの創設に尽力した沼尻は「これまで現代作品の演奏は、積極的に取り組みたい音楽家個人に頼ってきた側面がある。それらの点が集まる場所、一つの器となる演奏家集団が必要だとずっと考えてきた」と想いを語っている。

若手の演奏家を集めたのも、「取り組みに粘り強く挑戦していくという想いを共有したいから」と沼尻。今後は年に数回の公演を行っていく予定で、「新しい音楽を日常に取り込んでもらいたい」。22日のプログラムは以下の通り。

●八村義夫:『彼岸花の幻想』作品6(1969)
 ピアノ:石井楓子

●シェーンベルク:15の独奏楽器のための室内交響曲第1番 作品9(1906)

●リゲティ:チェロ協奏曲(1966)
 チェロ:上村文乃

●ジョリヴェ:トランペット協奏曲第2番(1954)
 トランペット:児玉隼人
 ピアノ:石井楓子

●藤倉大:室内アンサンブルとエレクトロニクスのための『リチュアル(儀式)』~ピエール・ブーレーズの追憶に (2024)[室内アンサンブル版 日本初演]
 エレクトロニクス:有馬純寿[特別客演]

写真:Kanagawa Philharmonic Orchestra


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. パリ発 〓 パリ管弦楽団の首席客演指揮者にスペインの指揮者ロベルト・ゴンサレス=モンハス

  2. ムンバイ発 〓 メータが生まれ故郷で90歳を記念する世界ツアーをスタート

  3. ベルリン発 〓 ベルリン交響楽団の次期首席指揮者にハンスイェルク・シェレンベルガー

  4. ウィーン発 〓 2023年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラム発表、なんと15曲中14曲が初出、少女合唱団の初共演も話題

  5. ドレスデン発 〓 ドレスデン・フィルの次期首席指揮者にドナルド・ラニクルズ

  6. 上海発 〓 アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールは来年に延期

  7. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート」、2027年はフィンランドのトゥルクで

  8. ベルゲン発 〓 ベルゲン・フィルがオンライン音楽祭「ウィンターメッツォ」をスタート

  9. オスロ発 〓 ノルウェー室内管の次期芸術監督にヴァイオリニストのペッカ・クーシスト

  10. ヴェネチア発 〓 フェニーチェ劇場が音楽監督ベアトリーチェ・ヴェネツィとの今後のすべての協力関係を解消すると表明

  11. ゲーラ発 〓 アンテンブルク・ゲーラ市立劇場の音楽総監督にルーベン・ガザリアン

  12. 訃報 〓 ミハイル・ユロフスキ(76)ロシアの指揮者

  13. ロンドン発 〓 ロンドン・フィルの次期首席指揮者にエドワード・ガードナー

  14. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2024年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表

  15. ボルチモア発 〓 ボルチモア響の次期音楽監督にジョナソン・ヘイワード

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。