指揮中に心臓発作で亡くなったイタリアの指揮者ジュゼッペ・シノーポリ(Giuseppe Sinopoli)を偲ぶイベント「シノーポリアーナ」がゆかりの4都市を結んで開催されることになった。ベルリン、ドレスデン、ローマ、ヴェネチアで4月から11月にかけて行われ、講演会、展覧会も同時開催される。
シノーポリはヴェネツィア生まれで、パドヴァ大学で心理学と精神医学を、ベネデット・マルチェッロ音楽院で作曲を学び、ダルムシュタットの夏期現代音楽講習会でカールハインツ・シュトックハウゼン・シュトックハウゼンやブルーノ・マデルナに師事、ウィーン音楽院ではハンス・スワロフスキーやカール・エスターライヒャーに指揮を学んだ。
2001年4月20日、ベルリン・ドイツ・オペラでヴェルディ《アイーダ》を指揮中、第3幕の途中で心筋梗塞の発作を起こして亡くなった。54歳だった。ドイツ・オペラとは1990年に音楽監督就任が予定されながら直前になって辞退していた。
イベントは命日である4月20日、ベルリンのマイスターザールでスタート。コンサートでは妻でピアニストのシルヴィア・カッペリーニ・シノーポリが作曲家としてのシノーポリが残した作品に加え、ブゾーニ、ベルク、マーラーの作品を演奏する。
続いて、6月29日にはドイツ・オペラで室内楽コンサートが。さらに9月29日にはドレスデンで、息子のマルコ・シノーポリが率いるグループ「エクストラディクション」がラヴェルなどの作品を取り上げるコンサート行う。シノーポリは2002年からドレスデンのザクセン州立歌劇場の音楽総監督に就任することが決まっていた。
また、10月15日にはベルリンのフィルハーモニーで、1984年から1994年にかけて首席指揮者を務めたフィルハーモニア管弦楽団によるコンサートが、10月26日にはローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで研究会が開催される。シノーポリは1983年から1987年にかけて国立アカデミー管弦楽団の音楽監督(1983-1987)を務めた。11月には故郷ヴェネチアのフェニーチェ劇場で講演会と交響曲コンサートが行われてイベントは幕を閉じる。
写真:Sächsische Staatsoper Dresden
ベルリン発 〓 指揮者ジュゼッペ・シノーポリ偲び、ゆかりの4都市を結んでイベント
2026/04/22
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