サンフランシスコ・オペラ(San Francisco Opera)で、経営陣と組合との新たな契約交渉が暗礁に乗り上げている。新たな契約について経営側は当初26%の賃金カットを要求、交渉の中でカットは20%まで下がったが、これに組合側が猛反発している。新シーズンの開幕は9月12日に迫っており、余談を許さない。
オーケストラと経営側の2年の契約が終了したのは7月31日。組合側は経営側が財務情報を好調として開示している数字を基に賃金カットに納得出来ないとしている。組合によれば、経営側が開示している財務状況は、(1)過去3年間で6公演が完売、(2)チケット販売数や定期会員数は増加傾向、(3)寄付金は昨年比で800万ドル増加、目標を220万ドル上回った、(4)年間10万ドル以上を寄付する「プロデューサーズ・サークル」の会員数はパンデミック以降に倍増と、健全ぶりをアピールしているという。
組合側は、2008年には12公演あったオペラ上演を6公演に減少させていることに対しても赤字削減に繋がってないと指摘。過去20年間で2度削減を行った後の方が、削減前よりも赤字額が拡大しているという。セミ・ステージ形式の公演やコンサート形式のオペラ上演といった、より低コストな上演形態を検討しようとはしないと批判している。
写真:San Francisco Opera
サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ・オペラ、開幕公演が中止の危機に
2026/08/31
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