東京発 〓 東京・春・音楽祭が2024年の音楽祭の公演ラインナップを発表

2023/10/31

東京に春の訪れを告げる「東京・春・音楽祭」が2024年の公演ラインナップを発表した。音楽祭は2024年で20周年を迎え、3月15日から4月21日にかけての開催。東京文化会館や東京国立博物館、東京都美術館や国立西洋美術館など、上野公園に散らばる施設を会場にさまざまな公演が行われる。また、音楽祭としては11年ぶりにバレエ公演を開催するという。

音楽祭の金看板でもある、注目の演奏会形式によるオペラ全幕公演は4公演。定番となっているマレク・ヤノフスキ指揮のNHK交響楽団による「ワーグナー・シリーズ」は今回、《トリスタンとイゾルデ》。また、「プッチーニ・シリーズ」は《ラ・ボエーム》で、ピエール・ジョルジョ・モランディ指揮の東京交響楽団。巨匠リッカルド・ムーティは東京春祭オーケストラを指揮して《アイーダ》を、セバスティアン・ヴァイグレ指揮の読売日本交響楽団が《エレクトラ》を取り上げる。

音楽祭は2005年、小澤征爾の指揮によるオペラ上演を続けた「東京オペラの森」としてスタート、2024年は20周年という節目の年。記念公演として、ヤノフスキ指揮のNHK交響楽団によるワーグナー《ニーベルングの指環》ガラ・コンサートが行われる他、11年ぶりとなるバレエ公演「東京バレエ団上野水香オン・ステージ」がラヴェル《ボレロ》をはじめとするバレエ作品を取り上げ、20周年を祝う。

20周年記念では、来場者向けの特典も用意されており、有料公演5公演への来場者に音楽祭特製バッグがプレゼントされる他、有料公演20公演への来場者全員を、2025年の音楽祭の希望する公演にペアで招待するという。若年層にもっと気軽に足を運んでもらうため、東京文化会館で平日に開催される26公演を対象にした25歳以下向けの通い放題チケット「U-25スペシャルチケット」の販売も行う。

また、国立科学博物館で行われる「ミュージアム・コンサート」では、20周年を記念して長く音楽祭に関わってきたアーティストたちのコンサートが続く。全7回のコンサートによるベートーヴェンピアノ・ソナタ全曲演奏会も話題。一方、アニバーサリーを迎える作曲家にもスポットライトを当てており、生誕150年を迎えるシェーンベルクが特集される他、「合唱の芸術シリーズ」では生誕200年を迎えるブルックナーの《ミサ曲 第3番》を取り上げる。

写真:写真:Spring Festival in Tokyo / Taira Tairadate


  もっと詳しく ▷

  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが開催断念を発表

  2. 東京発 〓 第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門はアンネ=ゾフィー・ムター

  3. エクス=アン=プロヴァンス発 〓 夏の音楽祭が2023年のスケジュールを発表、ラトルの《ヴォツェック》、マケラのストラヴィンスキーが登場

  4. エディンバラ発 〓 エディンバラ国際フェスティバルの次期芸術監督にニコラ・ベネデッティ、初の女性、初のスコットランド人、初の現役音楽家

  5. ロンドン発 〓 夏の風物詩「BBCプロムス」が閉幕、過去最高の盛況

  6. 東京発 〓 新国立劇場が2022/2023シーズンの新制作、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》を無料ストリーミング配信

  7. ニューヨーク発 〓 リンカーン・センターがこの夏で「モーストリー・モーツァルト・フェスティバル」を終了

  8. ヴェローナ発 〓 ヴェローナ音楽祭が2024年の公演ラインナップを発表、ムーティが開幕コンサートを指揮

  9. アスペン発 〓 ルネ・フレミングがアスペン音楽祭のオペラ部門の芸術監督に

  10. ヴェローナ発 〓 音楽祭のカーテンコールでオーケストラ起立せず、“歌えない、振れない”ドミンゴへの反発広がる

  11. 東京発 〓 第35回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門はマリア・ジョアン・ピレシュ

  12. 東京発 〓 新国立劇場がストリーミング配信のための新しいプラットフォーム開設

  13. ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 〓 2021年の音楽祭の日程を発表

  14. 大津発 〓 びわ湖ホールが2019年度のラインナップを発表

  15. ルイス発 〓 グラインドボーン音楽祭の総監督セバスチャン・シュワルツが辞任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。