スペインのナヴァラ交響楽団(Orquesta Sinfónica de Navarra)が首席指揮者兼芸術監督を務めるペリー・ソー(=蘇柏軒)との契約を延長した。ソーは2022/2023シーズンからその任にあり、今回の契約更改で、任期は2028/2029シーズンまで延びる。
ソーは香港生まれの43歳。ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、ヴィオラ、作曲などの音楽教育を受けた後、イェール大学で20世紀の中央ヨーロッパの音楽と文学について研究、比較文学の学位を取得した。卒業後、ボルチモアのピーボディ音楽院で指揮を学び、2008年の第5回「国際プロコフィエフ指揮者コンクール」で第1位と特別賞を受賞している。
その後、香港フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を経て、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の第1回「ドゥダメル・レジデンシー・プログラム」の一人となり、さまざまなオーケストラにデビューを重ねている。
ナヴァラ交響楽団はバスク地方パンプローナを拠点に活動しているオーケストラ。1879年の設立には、有名なヴァイオリニストのサラサーテが関わり、スペインで最も古い歴史を持つ。
写真:Miguel Osés
ナバラ発 〓 ナバラ響が首席指揮者のペリー・ソーとの契約を延長
2025/10/12
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