ブリュッセル発 〓 ベルギー国立管弦楽団の次期首席指揮者にアントニー・ヘルムス

2021/07/19

ベルギー国立管弦楽団(Nationaal Orkest van België)が次期首席指揮者にオランダの指揮者アントニー・ヘルムス(Antony Hermus)を迎えると発表した。2017年からその任にあるヒュー・ウルフ(Hugh Wolff)の後任で、任期は2022/2023シーズンから。

ベルギー国立管弦楽団は1832年、ベルギー王立音楽院管弦楽団として発足。1931年にブリュッセル交響楽団として改組され、1936年からはベルギー芸術院の管轄下の国営オーケストラ。

ヘルムスはオランダ南部オーステルハウト生まれの48歳。ティルブルフ音楽院で学んで指揮者デビュー、29歳だった2002年にドイツのハーゲン市立劇場の音楽総監督に就任、2009年から2015年にかけてドイツ・デッサウのアンハルト州立劇場の音楽総監督を務めた。

現在は北オランダ管弦楽団の首席客演指揮者、オランダ国立青年管弦楽団の芸術顧問を務め、ヨーロッパ各地の歌劇場、オーケストラに客演を続けている。

写真:Claudia Heysel


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