アルゼンチンの指揮者ペドロ・イグナシオ・カルデロン(Pedro Ignacio Calderón)が7月13日に亡くなった。92歳だった。ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、国立交響楽団の首席指揮者を長く務め、音楽界の大御所として音楽文化の発展に大きく貢献した。
首都ブエノスアイレスの北西アルゼンチン中東部にある河港都市パラナの生まれ。地元の音楽学校で学んだ後、1958年にブエノスアイレスのトゥクマン国立大学交響楽団の常任指揮者を務めた。その後、イタリアに留学、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院などで学び、アルベルト・ヒナステラやヘルマン・シェルヘン、フェルナンド・プレヴィターの下で研鑽を積んだ。
1963年、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団主催の「ディミトリ・ミトロプーロス国際指揮者コンクール」で、クラウディオ・アバド、ズデニェク・コシュラーと優勝を分け合い、その後1年間、ニューヨーク・フィルでレナード・バーンスタインの助手を務めた。
帰国後、ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を25年にわたって務め、マーラーの交響曲全曲演奏などを実現させた。その後、1994年から2015年まで国立交響楽団の首席指揮者を務め、国内外ツアーなどで南米のオーケストラ水準向上に大きく貢献した。その一方で、南米屈指の歌劇場テアトロ・コロンのオーケストラの総監督兼芸術監督を断続的に兼任している。
写真:la Orquesta Sinfónica Nacional
訃報 〓 ペドロ・イグナシオ・カルデロン(92)アルゼンチンの指揮者
2026/07/15
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