ブラジルのサンパウロ州立交響楽団(Orquestra Sinfônica do Estado de São Paulo)が音楽監督兼首席指揮者を務めるスイスの指揮者ティエリー・フィッシャー(Thierry Fischer)との契約を延長した。フィッシャーは2020年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2031年まで延びる。
フィッシャーはザンビア生まれの68歳。両親はスイス人で、フルートをオーレル・ニコレに師事、ハンブルク州立歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ヨーロッパ室内管弦楽団の首席フルート奏者を経て指揮者に転身。ニコラウス・アーノンクール、クラウディオ・アバドの下で研鑽を積んだ。
その後、英国のアルスター管弦楽団の首席指揮者(2001-2006)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の首席指揮者(2006ー2012)、名古屋フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者(2008ー2011)、米国のユタ交響楽団の音楽監督(2009ー2023)を歴任してきた。
写真:Sinfónica de Castilla y León
サンパウロ発 〓 州立交響楽団が音楽監督兼首席指揮者のティエリー・フィッシャーとの契約を延長
2025/12/24
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