スペインを代表する作曲家の一人、マリサ・マンチャド(Marisa Manchado)が10月28日、ウルダ近郊で発生した列車事故により亡くなった。70歳だった。2024年度のスペイン国家音楽賞の受賞者で、マドリード作曲家協会の初代会長を務め、女性作曲家の活動をスペインで大きく前進させた。
マドリード生まれで、マドリードの王立音楽院でカルメロ・ベルナオラに師事した後、アントン・ガルシア・アブリル、ルイス・デ・パブロ、ブライアン・ファーニーホー、オリヴィエ・メシアンの下で研鑽を積んだ。その後、国立舞台芸術音楽研究所の音楽・舞踊担当副所長などを歴任。1998年から2000年にマドリード作曲家協会の初代会長を務め、マドリード国際現代音楽フェスティバルの礎を築いた。
2023年にはテアトロ・レアル(マドリード王立歌劇場)などの共同制作によるオペラ《ラ・レヘンタ》を発表、物語の中心となる女性キャラクターを現代的な視点から描いて名声を確立。また、それまでの声楽曲、室内楽曲、管弦楽曲など150作品以上に及ぶ彼女の創作活動が評価され、2024年度のスペイン国家音楽賞を受賞した。
27日は自身の音楽に関する会議に出席するため、セビリア大学へ向かう途中で事故に遭遇、30日に死亡が確認された。
写真:David Morales
訃報 〓 マリア・ルイサ・マンチャド・トーレス(70)スペインの作曲家
2026/11/01
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