第14回「グイド・カンテッリ国際指揮者コンクール=Premio Cantelli」の本選がイタリア・ノヴァーラのテアトロ・コッチャで10月3日に行われ、中国の25歳フェイファン・ジャン(Feifan Jiang=江非凡)が優勝した。2位に日本の小林雄太(Yuta Kobayashi)、3位にイタリアのマウロ・マリアーニ(Mauro Mariani)が入賞した。
コンクールは1961年、36歳の若さでミラノ・スカラ座の音楽監督に指名された直後の飛行機事故で亡くなったカンテッリを記念。過去の優勝者にはエリアフ・インバル(1963年)、リッカルド・ムーティ(1967年)、井上道義(1971)らが名を連ねる。約40年間の中断を経て2020年に復活、カンテッリ没後70年の節目となった今回は、世界42ヵ国から約200名の指揮者が応募した。
審査委員長を務めたのは、1980年の第10回大会で優勝したドナート・レンゼッティ。4人のファイナリストはノヴァーラのテアトロ・コッチャで行われた本選でミラノ交響楽団を指揮した。本選では、マリアーニがドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》の第1・第2楽章を、ジャンが第3・第4楽章を、小林はリヒャルト・シュトラウスの交響詩《ドン・ファン》を指揮した。
ジャンは上海音楽学院の博士過程在学中で、西安交響楽団のレジデント・コンダクターを務めており、ヨルマ・パヌラ、マルクス・シュテンツらに師事。2024年には、リッカルド・ムーティが中国で初めて開催した「イタリア・オペラ・アカデミー」に参加する若手指揮者4人のうちの1人に選ばれている。
小林は新潟県長岡市出身の29歳。給費奨学生として東京音楽大学指揮科に入学、広上淳一、田代俊文、増井信貴、下野竜也らに師事。日本製鉄文化財団若手指揮者育成支援制度の指揮研究員や神奈川フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を務めてきた。33歳のマリアーニは今年8月、「第3回ひろしま国際指揮者コンクール」で1位なしの第2位を獲得している。
写真:Premio Cantelli / Mario Finotti
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ノヴァーラ発 〓 第14回「グイド・カンテッリ国際指揮者コンクール」で中国のフェイファン・ジャンが優勝、日本の小林雄太が第2位に入賞
2026/10/09
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