ジョージアの首都トビリシの裁判所が先週、不正選挙結果に対する抗議活動を組織したとして、国際的なバス歌手パータ・ブルチュラーゼ(Paata Burchuladze)に懲役7年の判決を言い渡した。昨年10月4日に行われた地方選挙をめぐり、大規模な街頭デモで演説した後に倒れで病院に運ばれ、夕方になって逮捕され、拘留されていた。
ブルチュラーゼは旧ソ連グルジア共和国(現在のジョージア)の首都トビリシ生まれの71歳。トビリシの国立音楽院、ボリショイ演劇学校で学び、1976年に歌手デビュー。内外の数々のコンクールに入賞を重ね、1978年から1981年にかけてミラノで研鑽を積んだ。
1984年に英国ロイヤル・オペラにヴェルディ《アイーダ》ラムフィスでデビューした後、スカラ座やメトロポリタン歌劇場などで国際的に活躍。その一方、慈善財団を設立して、ジョージアの恵まれない子供たちや家族を支援するために数十のコンサートやイベントを企画し、2006年に国連親善大使、2010年にはジョージアにおけるユニセフ親善大使を務めた。
2016年には、政治活動に専念するため音楽活動から引退。新たな政治組織の設立と議会選挙への出馬を発表したが、その選挙で敗北したことから、政界からの引退とオペラ界への復帰を発表した。2017年からサンクトペテルブルクのミハイロフスキー劇場のオペラ部門の芸術監督を務めた。しかし、2024年になって政界に復帰していた。
写真:Georgia Today
ビリシ発 〓 バス歌手のパータ・ブルチュラーゼに懲役7年の判決
2026/05/11
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