アメリカのソプラノ歌手ジュディス・ブレーゲン(Judith Blegen)が亡くなった。85歳だった。メトロポリタン歌劇場で21シーズンにわたり、20の役柄で計284回出演するなど一時代を築いた。
ケンタッキー州ファイエット郡に生まれで、モンタナ州ミズーラで高校時代を過ごし、モンタナ大学声楽科で学んだ。その後、フィラデルフィアのカーティス音楽院でヴァイオリンと声楽を学び、その後、ローマに渡って研鑽を積んだ。
オペラ・デビューは1965年、ドイツのニュルンベルクで《ホフマン物語》のオランピア役。ニュルンベルクではその後、《ランメルモールのルチア》のルチア役、《フィガロの結婚》のスザンナ役、《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタ役など、数々の役を演じている。
1965年にはスポレート音楽祭でイタリアにデビュー、1969年にはオランピア役でウィーン国立歌劇場にデビュー、1970年にメトロポリタン歌劇場にデビューと続いた。
メトロポリタン歌劇場ではその後、21シーズンにわたり、20の役柄で計284回の公演に出演。当たり役には、ルチアーノ・パヴァロッティと共演したドニゼッティ《愛の妙薬》のアディーナ役、37回演じたリヒャルト・シュトラウス《薔薇の騎士》のゾフィー役、モーツァルト《フィガロの結婚》のスザンナ役などがある。
キャリアを通じて数多くの録音を残しており、アルバン・ベルク《ルル》組曲、メノッティ《霊媒》、プッチーニ《ラ・ボエーム》、モーツァルト《ザイーデ》、ハイドンのオラトリオ《天地創造》、フォーレ《レクイエム》などがある。
写真:Metropolitan Opera

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