プラハの春
Pražské jaro

[開催都市]
 Prague … Czech
 プラハ … チェコ

[開催時期]
 2026:5.12 … 6.2


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プラハ城やカレル橋の周辺の佇まいは、何度歩いても魅力的。この街が映画「アマデウス」のロケに使われたのは、経済的な理由に加え、この雰囲気があればこそだ。チェコ出身のミロス・フォアマン監督は誰よりもその魅力を良く解っていた。

そのプラハに、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の創立50周年記念事業として、音楽祭が創設されたのは1946年5月。1939年にナチス・ドイツに併合されたチェコ・スロヴァキアが再び独立を取り戻してからわずか1年後のことだった。そのネーミングからは、季節も祖国も「春」を迎えたことへの喜びが伝わってくる。

音楽祭のオープニング・コンサートは毎年、祖国を代表する作曲家スメタナの命日である5月12日と決まっている。そして必ず、彼の連作交響詩《わが祖国》が演奏される。会期は6月上旬まであり、現在は国際コンクールも併設され、音楽祭にはそのファイナル・コンサートも組み込まれている。会場は、開幕コンサートが行われる「スメタナ・ホール」の他、「芸術家の家」など。

第2次大戦後、チェコ・スロヴァキアは旧ソ連の影響下に置かれた。1968年の民主化運動「プラハの春」は、旧ソ連の武力によって鎮圧された。旧ソ連の頸木からの解放、そして真の民主化の実現はそれから約20年後の1989年の「ビロード革命」の成功まで待たなければならなかった。

その翌年1990年、若き日にこの音楽祭の創設に関わりながら、42年に及ぶ亡命生活を送っていた巨匠ラファエル・クーベリックが帰国してオープニング・コンサートの指揮台に立った。音楽だけでなく、歴史を紡いできた音楽祭でもある。

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