バイロイト音楽祭 | Bayreuther Festspiele

[開催都市]Bayreuth … Germany
      バイロイト … ドイツ
[開催時期]2022:7.25 … 9.1

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ドイツの作曲家ワーグナーの、オペラと楽劇だけを上演している音楽祭。会期は7月下旬から8月末。彼の最高傑作とされ、通称《リング》の愛称で呼ばれている楽劇《ニーベルングの指環》全4部作上演のため、作曲家自身によって創設された。

会場の「祝祭劇場」は、彼の熱烈な支援者だったバイエルン国王ルートヴィヒ2世の援助で建てられた専用劇場で、オーケストラ・ピットがステージの下にある珍しい構造で、それが活きて深々とした響きが堂を満たす。

《リング》4部作は基本的に5年おきに演出が変わる。4年間の上演が終わると、1年休んで、新演出のプロダクションが上演されるという流れ。2020年からは、バレンティン・シュワルツの新しい演出が登場する予定だった。

ところが、2019年末から世界は新型コロナウイルスの大流行に見舞われ、2020年に入って、作曲家のひ孫で音楽祭の総監督を務めるカタリーナ・ワーグナーが病気療養に入ったこともあって音楽祭は中止された。

2021年の音楽祭は無事開催され、オクサーナ・リーニフが音楽祭初の女性指揮者として《さまよえるオランダ人》を指揮して話題を集めたが、新しいシリーズの制作はそれに間に合わず、お披露目は2022年に先送りされた。

話には続きがある。新しいシリーズを指揮する予定だったピエタリ・インキネンが、2022年の音楽祭のリハーサルを始めたところで新型コロナウイルスに感染して降板。指揮者は《トリスタンとイゾルデ》を指揮して音楽祭デビューする予定だったコルネリウス・マイスターに代わり、その代役にマルクス・ポシュナーが起用されて音楽祭デビューするということが起きた。

《リング》4部作が上演される年は、そこにオペラ、楽劇から3作品が組み合わされてラインナップが組まれる。《リング》の上演がない年はオペラ、楽劇から5作品が上演される。

指揮者も演出家も旬の人が起用され、強靱な声が求められる歌手陣も“ワグナー歌い”として自他共に認める実力派がずらり。音楽祭のために臨時編成される祝祭管弦楽団もドイツ国内から腕っこきが集まる。そこはさすが、ワーグナーの“聖地”だ。

それだけに彼の熱烈なファン「ワグネリアン」たちにとってここに出掛けるのは一種の“巡礼”に近い。当然、チケットの争奪戦は熾烈を極める。

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