ロストロポーヴィッチ音楽祭 | Международный фестиваль Мстислава

[開催都市]Moscow … Russia
      モスクワ … ロシア
[開催時期]2021:12.2 … 12.11

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20世紀を代表するチェリストに誰だ?、という質問をすれば、多くの人からムスティスラフ・ロストロポーヴィチの名前が挙がるだろう。若くして名声を獲得、1966年には40歳を前に「人民芸術家」の称号を受けた、旧ソ連を代表する音楽家の一人だった。

しかし、反体制派の物理学者アンドレイ・サハロフを擁護したり、反体制派の作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンに仕事場として別荘の車庫を提供していたことで、彼も「反体制」とみなされ、1970年に当局から演奏活動を停止させられてしまう。結局、1974年に出国してそのまま亡命した。

1977年、彼をめぐるニュースが世界を驚かす。米国ワシントンのナショナル交響楽団の音楽監督に就任した、というニュースだった。敵国の、それも首都の、しかも米国唯一の国立のオーケストラの音楽監督とは…。このニュースにソ連当局は激怒して彼の国籍を剥奪。音楽界でも、アメリカのソ連に対する当てつけで、指揮者経験のない音楽監督は単なる「お飾り」とみる向きも多かった。

それが1994年に退任するまで在任すること17年、指揮者としても名演、名盤を数多く生み出し、改めてその音楽で世界を唸らせたのだからさすがだ。1990年、ゴルバチョフ体制となったソ連に手兵のナショナル響を率いての凱旋公演を行い、同時に国籍の回復も実現させた。

その後も、2007年に80歳で亡くなるまで、ユネスコ親善大使を務めたり、人道的活動にも情熱を注ぎ、音楽家の枠を超えて精力的な活動を続けた。そんな彼を記念する音楽祭は2010年の創設。モスクワ音楽院の大ホールをメイン会場にして行われてきた。

過去の演奏会には、ユーリ・テミルカーノフ率いるサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ヴァイオリンのマキシム・ベンゲロフ、チェロのアリサ・ワイラースタインらが出演。もちろん、巨匠ゆかりのナショナル響も、2017年の音楽祭にクリストフ・エッシェンバッハに率いられて客演している。

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