[開催都市]
Kirishima … Japan
霧島 … 日本
[開催時期]
2025:7.19 … 8.3
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きっかけは1975年、鹿児島のある教育者が、たまたま来日していたゲルハルト・ボッセに講習会の開催を持ちかけたこと。ボッセは当時、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスター。社会主義体制下の東独との間で交渉を繰り返した末、音楽祭は1980年に発足する。
音楽祭は目的を「志があっても留学できない学生のために、優れた音楽家による教育と音楽会を聴ける機会をつくる」に置いた。同時に理念として、「技術的にも、人間的にも自立できる音楽家を育てること」を掲げた。現在は日本を代表するチェリストの堤剛が芸術監督を務め、その精神を受け継ぐ。
7月下旬に幕を開ける音楽祭は約2週間。時を経るに従って、かつての受講生が第一線で活躍するアーティストに成長し、いまは教える方に回るようになった。世界各地から50人を超えるアーティストが霧島に年に一度集い、受講生と一緒に音楽を紡ぎ、いまやアジアを代表する教育音楽祭として知られる。2014年に行われた第35回は霧島の閉幕後、台湾でも行われた。
音楽祭の主会場は770人収容の「みやまコンセール」。そこで行われる音楽祭オーケストラの演奏会から、街角のミニ・コンサートまで含めると、40を超える公演が行われ、霧島の街には音楽が溢れる。







