[開催都市]
Sydney … Australia
シドニー … オーストラリア
[開催時期]
2025:3.21 … 4.20
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南半球の夏、3月にシドニー港の特設会場で行われている野外オペラ。創設は2012年。王立植物園の敷地内で行われており、ステージは湾に突き出すように設営され、その正面に約3000席の客席が設けられる。
ステージの背景には、有名なオペラ・ハウス、ハーバー・ブリッジ、シドニーの市街の高層ビル群の夜景が広がるなど、会場自体が素晴らしい雰囲気に包まれていることも手伝い、新しい人気スポットとなりつつある。
変わっているのは、オーケストラのピットがステージの下に設けられていること。その演奏が隠された数百のスピーカーを通して客席に降り注ぐように音響設計が行われている。
音楽面は国立の歌劇団「オペラ・オーストラリア」が支え、舞台周りは前衛的で大規模なショーで世界的評価の高いアレックス・オリエが率いる「ラ・フラ・デルス・バウス」が手掛けているため、野外上演ながら演奏レベルは高い。
上演は毎年1作品で、午後7時30分の開演。2012年から2018年のラインアップは《椿姫》、《カルメン》、《蝶々夫人》、《アイーダ》、《トゥーランドット》、《カルメン》、《ラ・ボエーム》といった具合。2020年は《椿姫》が上演される。2014年の《蝶々夫人》は、主役の蝶々さんを大村博美が歌っている。
会場にはバーやレストランが6ヶ所も設けられているので、会場まで水上タクシーで乗り付け、沈む夕陽を眺めながら食事を楽しみ、それからオペラへ、というのがここのスタイル。公演に加えて、花火の打ち上げも行われる。まさに夏の夜の一大エンターテイメント。







