文 ■ 寺西肇

単に演奏を聴きに行くのではない、これは作曲家の息吹を体感する音楽祭だ。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685 - 1750)が後半生を過ごし、その終焉の地となったドイツ東部ザクセン州の第2の都市、ライプツィヒ。大作曲家ゆかりの古都を舞台に、その作品の紹介と最新の研究成果の発表を主な目的として、毎年6月に開催され、各国から多くの聴衆を集めている「バッハフェスト・ライプツィヒ」。今や世界中に数ある「バッハ音楽祭」の中にあって、100年以上の長い歴史と、圧倒的な知名度を誇る。