[開催都市]
Nantes … France
ナント … フランス
[開催時期]
2026:1.28 … 2.1
音楽祭のサイトへ ▷
フランスの音楽プロデューサーのルネ・マルタンが1995年、フランス北西部の港町ナントで起ち上げた音楽祭。会期中、会場のコンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」に9つのステージが設けられ、それぞれのステージで朝から晩までコンサートが行われる。
そのどれもがクラシックとしては短めの45分で、5ユーロ(750円)からという低価格。そうした “常識”を覆す破天荒さが受けた。聴衆がアラカルトの料理を選ぶようにコンサートに足を運ぶことができたからだ。
直訳すると「熱狂の日」となる音楽祭の名前は、フランス革命に影響を与えたと言われるボーマルシェの戯曲「熱狂の日あるいはフィガロの結婚」から。そう、後にモーツァルトの手でオペラ化されるあの作品だ。
「自分がクラシック音楽の分野で実現させたい夢、つまり、クラシックで我々が出会う様々な境界を取り去りたいという想いにぴったりの言葉だと感じた」とマルタン。今では海外へも“輸出”され、ポルトガルやスペイン、日本やブラジルに姉妹編が誕生している。

