[開催都市]
Litomyšl … Czech
リトミシュル … チェコ
[開催時期]
2025:6.14 … 7.6
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組曲「我が祖国」で知られるチェコの作曲家スメタナの生地であるリトミシュルで、毎年6月末から7月初めにかけて行われている音楽祭。創設は1949年で、チェコでは2番目に古い老舗。リトミシュルはボヘミアとモラヴイアを結ぶ交易路にあるボヘミア東部の小さな街。
その街のシンボルでもある「リトミシュル城」をメイン会場に音楽祭が行われる。1568年から14年の歳月をかけて建設された城は、壁画8,000枚で全面が覆われているのが特徴。壁画はいずれも、黒い漆喰の上に白い漆喰を塗り、模様を削り出す「ズグラッフィート」という特殊な技法で描かれ、外壁に独特の表情を与えている。1999年にはユネスコの世界遺産に登録された。
城のすぐ隣にはスメタナの生家もある。音楽祭は城の中庭の特設ステージと城内のバロック劇場、市内にあるホール「スメタナの家」などを使って行われており、オペラの上演からオーケストラ・コンサート、歌曲の夕べ、室内楽の演奏会と、プログラムは幅広く、国際的なアーティストの客演も多い。

