ルール・トリエンナーレ
Ruhrtriennale

[開催都市]
 Bochum / Essen / Duisburg / Gladbeck … Germany
 ボーフム / エッセン / デュイスブルク / グラッドベック … ドイツ

[開催時期]
 2025:8.21 … 9.21


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若くしてベルギー・ブリュッセルの王立モネ劇場を舞台に斬新な路線を打ち出してオペラ界の風雲児と呼ばれ、その後、ザルツブルク音楽祭やパリ国立オペラの芸術監督を歴任した故ジェラール・モルティエ。彼が残した遺産の一つが、この総合芸術祭だ。2002年から毎年開催され、演劇、ダンス、オペラ、ジャズ、ポップス、ファインアートまで幅広いジャンルで実験的な上演が続いている。

現代アートの最前線と歴史を刻んできた産業遺産を結び付けるというモルティエのアイディアから、会場はドイツ西部ルール地方の機械工場やコークス工場跡などが使われている。ライン川沿岸のルール地方は19世紀に入り、炭田の開発が進んだことで、水運を利用して鉄鋼、機械、化学工業が発達、ドイツ最大の工業地域として栄えた。ボーフムを拠点にエッセン、デュースブルク、グラッドベックで公演が行われている。2022年の来場者は約63,000人を数える。

3年ごとに芸術監督を変えていくスタイルで運営されており、初代のモルティエの後、ユルゲン・フリム、ヴィリー・デッカー、ハイナー・ゲッベルス、ヨハン・シモンズといった蒼々たる顔ぶれに引き継がれ、2021年からは演出家で2019年までチューリヒ劇場支配人だったバルバラ・フライが務めている。また、2024年からの次期芸術監督にはベルギーの演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェを迎えることが発表されている。

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